翻訳と辞書 |
ヨーロッパ (ロケット) : ウィキペディア日本語版 | ヨーロッパ (ロケット)
ヨーロッパはヨーロッパ宇宙機関(ESA)の前身の一つである欧州ロケット開発機構(ELDO)の開発していた初期の使い捨て型ロケットであり、アリアンシリーズの前身である。 == 概要 ==
=== 開発までの経緯 ===
イギリスはアメリカの協力の基に1955年から中距離弾道ミサイル(IRBM)のブルーストリーク(Blue Streak)を開発していたが、即応性の問題から1960年にこの弾道ミサイル計画は中止された。これにより、それまでにブルーストリークに費やした莫大な費用を惜しむ声があり、ブルーストリークを「ブラックプリンス」の名前でイギリスの人工衛星打ち上げ用ロケット(ローンチ・ヴィークル)の第1段として転用する計画が持ち上がった。第2段目にはブラックナイトロケットからの派生品が、軌道投入段には小型の過酸化水素 / ケロシンロケットが予定されていた。 しかし、イギリス単独のこのロケット計画も費用がかかりすぎることが判明したため、費用を低減しながらブルーストリークを有効利用するため、また米ソの熾烈な宇宙開発競争に対抗するために、イギリスが中心となって1964年に欧州ロケット開発機構(ELDO)が設立された。ELDOの新しいヨーロッパロケット計画では、ブルーストリークを第1段目として使用するのは変わらなかったが、2段目と3段目にはフランスとドイツのロケットが使用されることとなり、それぞれが分担金を支払う事になった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヨーロッパ (ロケット)」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|